FELIX PSNC Island

PSNCアイランドは、日欧FELIXテストベッドの一部であり、主に2台のジュニパーMX80のOpenFlow対応スイッチと3つのラックサーバ(2台のIBM X3550 M3と1台のDell PowerEdge R620 )で構成されています。2台ジュニパーMX80と1台のIBMのX3550 M3はFELIXのユーザーに公開されています。FELIX実験の範囲内で、ユーザーはPSNCおよび他のFELIXアイランドのインフラに仮想リソースを割り当て、インスタンス化し、OpenFlowプロトコルを使用して物理イーサネットスイッチ(仮想エンティティとしてユーザーに可視化)を設定するのと同様に仮想マシンなどを使用することができます。PSNCの仮想リソースの割当てと使用方法は、グローバルなFELIX制御プレーンの一部であるのDell PowerEdge R620サーバにインストールされたFELIX管理ソフトウェアにより可能です。PSNCはインターネットVPN経由でFELIX制御プレーンに接続され、その接続は、FELIX管理コンポーネントの通信、仮想マシンにアクセスや仮想スイッチを設定するユーザの通信に使用されます。PSNCアイランドはPSNCによって運営されているPIONIERネットワークに直接相互接続されています。PSNCは下記のいろいろな方法で日欧のFELIXアイランドに接続されています。

  • AISTとKDDIと日本のアイランドとの接続にGLIFネットワークを介して
  • i2CAT(スペイン)とiMinds(ベルギー)アイランドとの接続にGéantネットワークを介して
  • EICTアイランドとの接続にインターネットVPN (ドイツ)を介して

GLIFおよびGéantを介してPSNCからFELIXのアイランドへの論理リンクは、PIONIERネットワークにインストールしたNSIを利用してオンデマンドで生成される。各論理リンクは利用可能なVLAN範囲の中から自由にVLANタグを割り当てます。アイランド間リンクに割り当てられたトランスポートネットワークのVLANとアイランド内で利用する実験者のVLANを接続するために、ステッチングエンティティによって、VLAN IDの変換がジュニパーMX80スイッチで行われる。さらに、IBM X3550 M3サーバーは、 FELIXデータプレーンリンクのテストに使うOpenVPNのアクセスサーバーとして使用されます。より多くのサーバーリソースが必要になる場合、このサーバーはFELIX仮想化プラットフォームとして利用することができます。

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  • About

    FELIX(FEderated Test-beds for Large-scale Infrastructure eXperiments)プロジェクトは、共通のフレームワークを開発することを目的にしてます。このフレームワークは、ヨーロッパと日本に存在するテストベットを新世代インターネット(FI:Future Internet)で接続し、ユーザの要求に応じてスライスとして資源を割り当て、これを管理・モニタリングすることを可能にします。
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