FELIXとは

 FELIX(FEderated Test-beds for Large-scale Infrastructure eXperiments)プロジェクトは、共通のフレームワークを開発することを目的にしてます。このフレームワークは、ヨーロッパと日本に存在する地理的に分散した実験装置を新世代インターネット(FI:Future Internet)で接続し、ユーザの要求に応じてスライスとして装置を割り当て、これを管理・モニタリングすることを可能にします。

 二つの独立したコンソーシアム(日本ではFELIX-JP、ヨーロッパではFELIX-EU)の共同の取り組みであるFELIXは、本プロジェクトの実用化を目的として、新技術の調査やSDN(Software Defined Networking)制御のフレームワーク(例えば、Open Grid Forum NSIやOFELIA OCF)の基盤を構築します。

 この目標を達成するために、FELIXは、NSI対応の高速ネットワーク(例えばJGN-X、GEANT、GLIFまたはNRENs)で接続された異質でハイエンドなFI基盤(例えばOFELIA、JGN-X RISE)の統合を可能とする新しいSDN指向なサービスアーキテクチャを提案します。また、FELIXは、ヨーロッパと日本の研究コミュニティの厳しいニーズを満たすために、ダイナミックかつシームレスな方法で実験的な眺望の創出します。

 計算およびストレージの資源と共に、これらを接続するOpenFlowベースのネットワークのスライスの動的なセットアップを、研究ネットワーク上でエンドツーエンドのパスプロビジョニングを行うOGF標準のNISプロトコルを拡張することで実現します。

FELIXプラットフォームは、高速ダイナミック研究ネットワークによって相互接続されたヨーロッパと日本のキーFI実験プラットフォームを含む世界規模のテストベッドに展開し、実証します。プロジェクトで開発されたユースケースは、日欧地域における実験施設の利用を促進するために、新しいフェデレーションフレームワークのユニークな機能を促進し、ヨーロッパと日本で影響力のある国際的なイベントで実証していきます。
本プロジェクトは、FIの研究開発の分野でますます重要となるグローバルコラボレーションにおける日欧の関係を強化し、この分野での緊密で広範な日欧間協力を奨励することが期待されています。